常勤・非常勤の基本的な違い

看護師の働き方は、常勤と非常勤とに分けることができます。更に非常勤はパートやアルバイト・派遣に分類されます。

常勤とはいわゆる正社員のことであり、看護師の約7割は常勤として働いているといわれています。
常勤は基本給が決まっている月給制であり、働いた時間に応じて残業手当や深夜手当などが付きます。

常勤看護師のメリットは身分が保証されていることです。賞与や退職金の支給が非常勤に比べると厚遇であり、主任や看護師長などへの昇進も常勤看護師だからこそ可能になります。
一方でフルタイムで働くことが求められ、日勤だけでなく夜勤の勤務も行う必要は出てきます。

常勤看護師のメリットはさまざまありますが、そんな中でもパートやアルバイトで働いている看護師も多くいます。人手不足の医療機関では、パートやアルバイトの看護師に支えられているところが少なくありません。

パートやアルバイトで働くことの最大のメリットは、時間の自由が利くことです。病院では感染対策委員会やNSTなど色々な委員会がありますが、パートやアルバイトはそれらへの出席が求められないので、通常業務以外の時間的な拘束は少なくなります。ただ、基本的には時給制なので、勤務日数が減ると給料に影響してきます。

最近では派遣看護師として働く人もいます。派遣の場合、派遣会社と労働契約を結ぶという点が他の勤務形態と大きく異なります。つまり派遣会社から送り込まれた看護師として働くこととなり、給料は派遣会社から支払われます。勤務日数や時間を調節できるので、自由な勤務スタイルを求める人にとって魅力的な働き方だといえるでしょう。